2010年10月自宅オフATF交換

最高速号(W124 300E−24)ATF交換編

4千キロで交換した人や2年目で交換した人などATFの交換が流行っているようです
最高速号は前回が3年前いくら距離を走っていない(約1万キロ)とはいえ交換の時期です

ワコーズ最高級ATFハイパーS

ATFペルー缶 4輪ジャッキアップ

思い切って購入! 『ワコーズ最高級ATFハイパーS』 20L缶です
良い天気の朝4輪ジャッキアップします安全のためタイヤは外しません


前回のATF交換はこちら   「ATオイルとフィルター交換編」 をどうぞ

前回の交換は『2007年10月』今『2010年10月』ですから3年目
走行距離117693km−107450kmですから『10243km』
です

トルクコンバーター 5mmヘックス

いつものようにトルクコンバーターのドレンを探します(まずありません)
大きな(−)ドライバーでこじって回してきます(良い方法ではありません)
(今回は運良くすぐに見つかりましたこのような5mmのヘキサゴンです)

なめないようしっかりしたものを使いましょう L字型だとちょっと辛いです
ソケットレンチに見えるハゼットのヘックスを使っています潰れた銅パッキン

古いATF ひも

トルクコンバーターのオイルはこのように広がって流れます
大きな受け皿を用意しましょう新聞紙もたくさんあった方が良いです

配線やらケーブルがありますのでこのように『ヒモ』で避けておきましょう
(六ヶ所のボルトのうち一本を外すと金具がフリーになります)

トルクコンバーターからオイルが垂れてこなくなったら忘れずにドレンボルトを締めましょう
『銅パッキン』を使います『新品』を用意して下さい締め付けトルクは『14Nm』です


詳しくこちら 『W124のシールリング』  をどうぞ

オイルパン 古いオイル

オイルパンも5mmヘキサゴンが使われています(純正の新しいボルトです)
オイルパン側からも結構な量のオイルが抜けてきます

受け皿 古いオイル

いつもオイル交換に使っている受け皿ですバケツよりも背が低いので便利です
ある程度抜けたらオイルパンを外します13mm六ヶ所使われています
(この時点でオイルドレンボルトを締めておきます古いもので構いません)

残っていたオイル キレイにしたオイルパン

パンにはオイルが残っているので傾けないよう慎重に外します
オイルの掃除します回りもキレイにして新しいパッキンを付けます

新品フィルター 取り付ける

用意した『マレー製オイルフィルター』社外品ならなんでも構いません(^^)
純正品は中のフィルター濾紙がきめ細かいです持った感じも重たいです

古いオイルが垂れてこなくなったらフィルタを取り付けます +ネジ三箇所です
(いつまで待ってもオイルは垂れてきます汚れる覚悟でとりかかりましょう)

パッキンが着く部分の掃除をします『ネジ穴』もキレイにします(綿棒を使った)
ここに汚れがあると正確なトルクがでませんボルト6本もキレイに洗浄します

トルクレンチ 漏斗

オイルパンのパッキンを取り付けます傾けないように一回で決めるようにして下さい
ずらさないよう気をつけてボルトを入れていきます(届かない所はエクステンションで)

対角線状にゆっくり丁寧に締めていきます絶対に無理をしないように
締め付けトルクは8Nm!です
プリセットトルクレンチで正確な締め付けトルクで締めましょう

忘れずに『古いドレンボルト』を外して『新しいパッキン』に付け替えます
こちらは『アルミシールリング』(M 007603 010100)を使います
締め付けトルクは『14Nm』です

落ち着いたら新しいオイルを入れます 入口が細いので注意が必要です
このような『じょうご』を作りましたヒモでぶら下げて固定しています

オイルジョッキー 最後に1.8L

2L入りの『ジョッキー』です邪魔なものがないので入れれやすいです
2回(合計4L)最後に1.8Lで『合計5.8L』入れました

この状態でエンジンをかけ各ギヤにチェンジして馴染ませます
異常がなければ試運転に出かけますいつもの4kmコースです

少し走ったら平らな所で止まりオイル量を見ます かなり足りません
普通は5.8Lでゲージの下側ぐらいまできます

ATオイルクーラーを付けたから5.8Lでは少ないのか?
ガレージに戻ってからもう『0.5L』入れました(合計6.3L)


注意(オイル量について)

点検は車両を平坦なところに停め、シフトレバーは「P」し
エンジンはアイドリングさせ必ず温まった状態で点検します

まずディップスティックが奥まで差し込まれていることを確認します
ロックを外しディップスティックを引き抜き、オイル量を点検します

レベルゲージの上下限マークは、油温が約80度Cの時に有効です
油温が20〜30度Cの時は、オイル量が適切であっても
レベルゲージの下限10mmほど下を示します


絶対にオイルを入れ過ぎないように注意して下さい

とあります(取説から抜粋)つまり油温が30℃ぐらいの時には
ゲージの下限マークより1cmぐらい下でちょうどよい!とあります

普通ATFの点検時には近所を少し走るぐらいでしょう

その時の油温は絶対80℃にはなっていませんですから
ゲージの下限マークに合わせては入れ過ぎです!


本日の作業終了(^^)/

2010年10月11日 117690km 外気温28℃(暑い)



次は一年後のATF交換ですどのくらい劣化しているのか

「秋の全オイル交換」 です




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