W124ブレーキオイル交換・エア抜き

ローター交換やパッド交換の時だけでなくブレーキ液が汚れていたら交換です

準備するもの
エア抜きセット ペダルを踏む人

●ブレーキオイル DOT4の1L缶 DOT3では物足りないしDOT5では贅沢です
●9mmのメガネエア抜きスクリュー9mmを使ってます フレアレンチならなお良し

●内径4mmぐらいの弾力のあるホース  できれば『シリコンチューブ』がよいです
●廃ブレーキオイル液を入れられる容器  適当なもの(大き目のペットボトルなど)
  (倒れないように安定したもの または針金などで下げられるように工夫します)

協力してくれる人  一番大事なことです二人で協力して作業をしましょう
(一人でもできる『ワンマンブリーダー』での作業はこのあとに)

さて作業開始です
ブレーキタンク ウエスなどで養生

こぼれてもよいようにタオルを巻いておきましょう ブレーキ液は塗装を激しく痛めます
安全のためジャッキアップしてウマをかけましょう 交換するためには4輪とも上げます

『エア抜き』はタンクの遠い方から作業をします 後輪側からです
(左右はハンドルで異なります)

ニップルの位置は
9mmコンビネーションレンチ 9mmのニップル

1:まず『古いオイル』をスポイトなどで抜きます 新しいオイルを補充しておきます
2:ゴムキャップがあります(失くさないように)スパナをかけてホースを装着します

エア抜き準備 エア抜きの向き

3:ブレーキを踏んでもらいます 踏んでいるときにニップルを緩めるとオイルがでてきます
4:リズムよく素早く締めます(この間絶対にペダルから足を離さないよう注意して下さい)

(声をかけながらやるとやりやすいです イチ、ニッ、サン! ハイ踏んで ハイ離して)

この作業を何回か繰り返しますキレイなオイルが出てきたら反対側に取り掛かります

注意事項
ブレーキタンク 満タン

このときにタンクの中に入っているオイルを絶対に空にしないで下さい
オイルが入っているように見えても前部屋と後部屋があります
(後部屋は見にくいので注意)



後ろ側が終ったら前側をやります やり方は同じです(ハンドル位置で順番が違います)
全部やると0.6Lぐらい使います 0.5Lでは足りないし1L缶では余ります 

もし頻繁に減っている場合、それはブレーキ系統のどこかが漏れている証拠であり
直ちにそれを調べることとあります 命にかかわることですのでキチンと調べましょう

普通に減ってくるのは『ブレーキパッド』が減ってます パッドの残量を見ましょう

最後にブレーキ関係ですから最初は経験のある人のアドバイスを受けて下さい
ブレーキ関係は他人に危険を及ぼします 充分気をつけて下さい

もっと詳しい解説は ● 「二人でやるブレーキオイル交換」
「一人でやるワンマンブリーダーでブレーキオイル交換」
「簡単にできる加圧式ブリーダーでブレーキオイル交換」



次は足回り交換編です

「フロントダンパー(ショック)の交換」




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