一人でやるブレーキオイル交換・エア抜き

一人でもできるという『加圧式ブリーダー』を使った交換方法です

「加圧式ブリーダー」とはこういうものです

加圧式ブリーダー セットする

市販(大体1万円ぐらい)されています 個人輸入ですともう少し安くなります
17mmと14mmのネジをつなげブレーキタンクの蓋にセットします

拡大写真

ジョイント部分の拡大 フタの部分の拡大

17mmと14mmジョイント金具の部分が逆流防止になっています
フタも2種類あって合う方を取り付けます(予備のゴムパッキン付き)

(2人でやる 『ブレーキオイル交換方法』 はこちらです)


さて作業開始です

安全のためジャッキアップしてウマをかけましょう 交換するためには4輪とも上げます
こぼれてもよいようにタオルを巻いておきましょう ブレーキ液は塗装を激しく痛めます

次はタンクのセットです

ブレーキタンク 加圧

「作業の仕方は2種類あります」

1:タンクを空の状態で加圧していく  「エア抜き」 を行う方法
2:タンクにオイルを入れ加圧する 「ブレーキオイル交換」方法

どちらにしても加圧した時に圧が抜けないか確認する必要があります

最初は空の状態で加圧して10分〜20分ぐらい放置してみます

例えばこんな処からも漏れます

タンク上部の拡大 プロテクテイブ キャップ

92年式のW124です「経年劣化」でこのようになっていまいます
圧がかかるとここから漏れます こんなものも部品で注文できます
(001−431−26−87プロテクイブキャップ 定価770円)


タンクの中にブレーキオイルを入れる方法を説明します

セットしたら予め「ブレーキオイルをタンクに入れておきます」
この状態(タンクの中にオイルが入っている)ポンピングします

状態でポンピングします140psi(ポンド平方インチ)2kPa(キロパスカル)にします
エア漏れがないか確認して(タンク側から漏れてしまうこともあります)次の準備です


ニップル側です
9mmニップル ホース

メガネを使用する場合はホースをセットする前にメガネレンチを入れておきます
このホースも付属しています(きついですしかしちょっと短いです)

実際にやってみると(今回が初めて作業です)結構簡単な作業でした

このような感じで作業をすればよいと思います


加圧する前に古いブレーキオイルを抜いて新しいオイルを一杯にします
タンクにセットする時は取回しに注意しますタオルなどで養生をします
加圧は適当な処でやめておきます(ブレーキタンクの方が壊れます)
漏れがないか針が振れないかしばらく様子をみてみましょう
プラグを緩めると古いオイルが出てきます戻る時にエアを噛まないか注意します

空の状態で加圧する場合 はブレーキタンクのオイルの量を注意します
ブレーキタンクのオイル補充を忘れないようにします

オイルを入れて加圧する場合 は外すときにオイルがこぼれないように
ゆっくりとホースを外して圧を抜きます(それでもこぼれます) 


この『加圧式ブリーダー』は高価なだけあって非常にわかりやすいです
一人でしかできない方は  『ワンマンブリーダー』 よりもこちらをお勧めします


最後に ブレーキ関係ですから最初は経験のある人のアドバイスを受けて下さい
ブレーキ関係は他人に危険を及ぼします 充分気をつけて下さい



次はオイルでも『パワーステアリングオイル』のお話です

「パワステオイル交換」 です




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