パワーステアリングオイル交換
W124は有名な「リサーキュレーティングボール」方式です
しっとりとしたフィーリングは高価だけど効果のある方式を採用しているからです
ステアリングギアボックスのトラブルだと手はだせませんが
パワーステアリングオイルの点検・補充・交換ぐらいはやりましょう
では作業方法です
用意するものはパワーステアリングオイルを1Lぐらいです
純正品でも社外品の高級品でも構いません(と思います)
エンジンルーム左側にあります「黒いプラスティック」がネジです
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エアクリーナーホース |
ホースを外すとやりやすい |
300E−24はエアクリーナーホースが邪魔で見えにくいです
作業をする場合エアクリーナーホースを外してしまいます
バネになっていて押しつけられていますがふたを取るとこんな感じです
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蓋を開ける |
フタ裏側 |
パワステオイルのフタのガスケット 000−466−16−80
定価760円 こんな細かい部品も交換すると効果があります
蓋を押さえながら黒いネジを回していくと上側が取れます
タンクの中の古いオイルをスポイトなどで吸い取ります
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古いオイルを吸い取る |
タンク中の拡大 |
「スポイト」か「ティッシュ」で吸いこませて空にします
減った分新しいオイルを補充します これで終了です
こんな簡単?と疑問に思うでしょうが、ギヤボックスは触らない方がよいです
この部分の補充で良しとしましょう
では重要なエア抜きです
1:エンジンをきった状態で計ります
まずプラスティックの支柱のマークまでパワステオイルを補充します
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2:エンジンを停止した状態でステアリングをゆっくりと左右一杯に数回きる
オイルが減ったら補充する(これでオイル中の空気が抜けます)
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3:エンジンをかけてもらうエンジンかかるとオイルが減るので補充する
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この時点で支柱の下限マークより下になったら最初からやり直しです
でもエアがそんなに混入していることはないので大丈夫です
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4:アイドル回転状態でステアリングをゆっくりと左右ゆとりをもって数回きる
(一杯きってはいけないという意味)
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5:この状態で今度は左右一杯に2回きる これで終了です
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タンクの中拡大 |
オイルを足して終了 |
もしこの時に異音がするようならポンプの故障かもしれません
修理工場かデイラーで相談しましょう
ギヤボックスの故障だと早急に手を打った方が安くあがります
ギヤボックス交換は「15万円」ぐらいかかります
(ただしほんの少しの音はだいたいするようです)
注意することはエンジン冷えるとオイルの量も減ります
支柱マークの間にあることを冷えた状態で確認しましょう
*ステアリングギヤボックスの調整*
サーキュレーティングボール」は使っているうちにゆるんできます
ステアリングを真直ぐにした時のレスポンスが少しずつ悪くなってきます
(真直ぐ走らないのは別の要因です例えばステアリングダンパーなど)
本当はギヤボックスのネジを締めればよいのですが大変シビヤな作業です
ここはプロにまかせましょう (右ハンドルならできるそうです)
次は目立たないけど重要な
「パワーステのフィルター交換」