仙:
「自分では運転しない 人の管理した車なんぞ恐くて走れない」
助手席で分かる どのくらい車に気を遣ってるのかATがどんな状態かも」 |
緊張しながらも普段の運転で仙人の指示で町内を10分ぐらい走ります |
仙: 「うん 車の状態は良いね」 うれしいこと言ってくれます |
駐車してボンネットを開けますエンジン音をチェックしてATFの量を見ます |
仙: 「まず平らな処、ゲージの裏表でしっかり確認」 「温まっているときはこの上のライン 上過ぎてもいけないし下過ぎても駄目」 |
次にスポイトでオイルを抜きます |
仙: 「新しいオイルは赤いこれは焼けている高速道路飛ばしているんだろう」 |
むむむ 鋭い指摘です(まあ最高速テストもあったし) で外での点検は終了 また事務所に上がります ちょうど先程の電話の人がきます W140の500SELです抜いたオイルを自作の遠心分離機にかけ点検します |
仙: 「ほら この先に着いているのがスラッジ、クラッチのくずだよ」 |
確かに金属の粉のようなのが試験管の先にあります |
仙: 「これがだんだん多くなってバルブを詰まらせてしまう」 「基本的に1万km毎に交換3万kmでフィルター交換5万kmでオーバーホール」 |
う〜ん これはお金がかかります(汗) |
仙: 「ベンツに乗るということは趣味贅沢お金がかかるのはしょうがない それがいやなら国産の軽でも乗れば良い 街乗りならこれが一番」 |
仙: 「昔なら家が買える値段だったのだから本当にお金持ちの車だった やはりC200がでてからベンツは変わったW123までが本当のベンツかな」 |
長年(40年以上だそうです)やっている人の意見です |
仙: 「女性と同じ面倒みてやればきちんと答えてくれるしほったらかしだとふてくされる」 |
えへへへ(^^; |
そうこうしているうちに二人連れがきました 今度は190Eです まだまだ話は続きます |
仙: 「工場のリフトで下回り点検するとどうしても色々なところに目がいく つい他のところも交換してしまうんだよ」 |
と言いながらディスクジョイントを見せてくれます ちょうど190用、300E前・後期 そろっています 見比べます参考になりました |
W201 190Eフロント側 | W124 壊れている |
仙: 「こんなにも凝った造りをしている」 |
確かに前後にスライドする窓があります W124用とは異なっています |
仙: 「これは坂道で前下がりになった時 後が開いてからオイルを入れるし 後ろ下がりに止まった時には前が開いてオイルを吸い込ませる」 |
ATフィルター | フィルター後方の穴 |
仙:
「だからオイル量は大事少ないと空気が入ってすぐ駄目になってしまう」
「駐車場が斜めになっているとクルマはそれだけで痛む大事になさい」 |
さっき言った平らな所に止める必要性です |
3万5千kmしか走っていないW140試運転に行きます その後 例の190Eも試運転にいきます その間新たなお客さんがきます なぜか自分が相手します(笑) |
仙: 「若い人は運転が荒い あれではすぐ駄目になってしまう」 「アクセルをあけシフトアップするときにはペダル戻さなくても平らにすべき」 |
う〜む これはすごい心がけよう(^^) |
ATスティック頭 | ATスティック |
点検は車両を平坦なところに停め、シフトレバーは「P」し
エンジンはアイドリングさせ必ず温まった状態で点検します |
まずディップスティックが奥まで差し込まれていることを確認します ロックを外しディップスティックを引き抜き、オイル量を点検します |
この時、絶対に埃などの異物が入らないように注意して下さい レベルゲージの拭き取りも、ケバ立ちのない布またはセーム皮を使用 |
レベルゲージの上下限マークは、油温が約80度Cの時に有効です 例えば油温が20〜30度Cの時は、オイル量が適切であっても レベルゲージの下限10mmほど下を示します |
絶対にオイルを入れ過ぎないように注意して下さい |
点検は、ディップスティックを奥まで差し込み、完全にロックして終了です |
ATスティック頭 | ATスティック下 |