W124ウォッシャーポンプの修理

雨の日は走らない最高速号ですが(笑)いつからか『ウォッシャー』がでなくなりました
『ウォッシャーポンプ』の寿命ですか?またボンネットを見るとホースも切れていました


最高速号「300E−24V92年式」です何処が悪いのか原因を調べます

ウォッシャー図面 配線のテスト

スイッチの電気はきています、しかし12Vを繋げてもモーターは動きません
ウォッシャーモータの交換とボンネットで切れているホースも新品交換です

早速作業開始ですまずはタンク側からです

ホースを外す タンクを取る

ソケットを外しヒーターホースを外して10mmのボルトを2個とります
詳しい外し方はここ  『ウォッシャータンクの外し方』 でどうぞ

ホースを外しますが、ここで問題が
固着したホース 折れたノズルの先端

ホースの中に電線が(二本)通っている凝っている作りしかしここで絶縁されています
ウォッシャーモーターはホースが固たくて外れない無理やりやったら先端が折れた(^^;

ウォッシャーモーターを分解します

ウォッシャーノズルモーター 中の様子

巷でいわれる『サビ』はありません単なるノズルの詰まりだったようです
中もキレイです勿論再使用はできません純正番号(202 869 00 21)

部品を注文します
ウォッシャータンク ボロボロのゴムブッシュ

『ウォッシャーモーター』『ここのゴムブッシュ2個』『下側のゴムブッシュ』

さて今度は『ホース』を調べます
折れているホース 青いホースプランプ

ボンネットを開け閉めすればどうしてもヒビが入って折れてしまう構造でしょう
在庫切れで心配していた 『ホースクランプ』ですがどうやら再使用できそうです

ホース関係はいつも注文している  『ホースガレージ.com』 で探します

『内径6mmのオイルホース2m』『ABAホースバンド2個』 『ホースの保護メッシュ2m』


これでウォッシャーノズル関係の交換ができます

タンクの分解&掃除 タンクの中の部品

家の中で分解&掃除ですこんな部品があります(パイプの中)なんでしょう
温かいクーラントを回してウォッシャーの凍結を防ぐ!ドイツは寒い国です

注文した部品たち

グロメット2個+1個 純正VDO製・febi製ポンプ

(010 997 1381)グロメット2個・(123 997 3681)グロメット1個
純正品はVDO製(124 863 0321)社外品を注文しました

今回注文したのは  『MBサンヨー』 親切に色々と教えてくれます
毎日更新するブログも参考になり面白いです

取り付けと確認

グロメットの嵌め込み ノズルとホース確認

大きめのグロメットはこのように嵌め込みます下の隙間がなく固いです
ホースは普通内径5mmという話ですが内径6mmのしかありません

嵌め込んで確認しますが内径6mmのものでも大丈夫でした


さて、取り付け作業です

クリップを外す カバーを開ける

ここだけ違和感がある(笑)青いクリップを外します割らないよう慎重にやります
ホースを引っ張りながら抜いていきます ボンネット裏側の黒いカバーを開けます

インシュレーターとボンネットの間に押し込まれています
抜けないのでカッターで切ります

中を見てみるとこんなに複雑な構造です
二又ソケット ホースを外す

中はこんな風にソケットで『内側はウォッシャーノズル』『外側は配線』です
(これは逆流防止だそうですノズルからの垂れを防ぎます)

『かしめの金具』はニッパーで切って固くなっているホースを外します

古いホースの長さを測る おおよそ140cm

ずるずるとホースを引っ張り出します長さを測るとおおよそ140cmです
少し長めの150cmぐらいを目安にして新しいホースを切断します

ホース保護メッシュ ホースを取付ける

先に『ホース保護ブラックメッシュ』を通しておきます少しづつズラして入れていきます
先がバラけないようテープで固定します  タンク側から押しこんで通していきます
アールを大きく取って決めていきます先程のノズルに嵌めホースバンドで止めます

この先にもホースは使われていますがボンネット裏側に入り込んでいて抜けません
とりあえずここより先は今回は交換していません(痛むことはないと思います)

青いクリップで止める
黒いカバーテープ止め ボンネットの取り回し

今度はこちら側から位置を決めていきますまずカバーをテープで止めます
ボンネット裏に押し込みます (外側のソケットと配線は取ってあります)

ボンネットのヒンジは余裕をもって取り回します青いクリップは一カ所止めです

いよいよタンクへの配管です

ウォッシャータンク ウォッシャーノズル

ウォッシャーノズルを取り付けたタンクを取り付けてホースをつなげます
ここもホースバンドを使いました(純正の針金クリップでは心許ないため)


これでヒーターホースを繋げて終了!になるハズでしたが漏れました(^^;

そこで苦肉の策

ウォッシャーグロメット ウォッシャーポンプ

新しいホースですのでアールがきついとポンプの根本から漏れてしまいます
それでなくてもヘッドライト裏側は配線などで混みいっています

そこでポンプを入れ変えます (ライトウォッシャーがないのでポンプは一個です)

こんな裏ワザで余裕をもってホースを取り回せ漏れなくなりました

ウォッシャーテスト
ウォッシャーテスト ウォッシャーノズル

最終確認をしてテストをしますまずフロントガラスを濡らします

(雨の日はワイパーについているゴミもキレイにしましょうガラスが傷付くと大変です)

もの凄い勢いでウォッシャーが飛び出ました(^^)無事終了です


後日(2012年8月)夏の熱気対策として「汎用小型ウォッシャータンク」 に交換しました

W124夏の熱気を逃がせ2012年度版

『小型のウォッシャータンクに交換編』 をどうぞ


次はまだ未完成ですが構造は知っておきましょう

「W124電動ミラーの修理」 です




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