W124電動ミラー交換

悲劇は友人の一言で始まった「電動ミラーが動かないんだけど」

最高速号、普段は自分しか運転しません。なので助手席ミラーは触りません
ましてや電動スイッチなんか動かしたこともありません(以前は動いていた)

とりあえず原因究明です在庫で持っているミラースイッチに交換します

電動スイッチ センターパネル

『センターパネルの外し方』 を参考にして下さい

動きません(^^; 次は信号電源です
内張りを外す ミラー本体

三角の内張りを慎重に外します(もう爪が折れていて簡単に外れました)
ソケットに付いている+ネジを外しますあとは引っ張ればソケットは抜けます

本来ならこうなっています 凸凹の組み合わせをよく見て外しましょう

ボディ側の凹 内張り側の凸

落とさないよう気をつけて3本のネジを外せばミラー本体が外れます
純正番号「124−311−0641」 91年製です

ミラー本体を取り出す
内張りを外す ミラー本体

純正番号「124−811−0498」

電源ソケット5端子の内2端子はミラーのヒーター電源です
残りの3端子でミラーのモーターを動かしています


ミラーを外して中を見ます(ここで悲劇が)

ミラーの中身 5端子のソケット

『1』ー『5』ミラーのヒーターソケットに繋がっています
『2(−)』『3(+)』で『A』の金具が高速で回ります
『2(−)』『4(+)』で『A』の金具が低速で回ります
『4(−)』『3(+)』で『B』の金具が高速で回ります
『4(−)』『2(+)』で『B』の金具が低速で回ります 

W124のスイッチの回路は複雑です(分かる方解説して下さい)


「ミレーレンズの外し方」です

上の写真『A』と『B』で嵌っています 外すときはレンズを傷つけないようにミラー側の隙間から
『A』方向と『B』方向からこじって外しますできればプラスティック製の内張り外しを使いましょう

ドライバーならテープなどで養生して傷がつかないようにします パキッという感じで外れます

嵌め方はこの逆ですが『A』と『B』のピンの向きに注意します 必ず90度にします

では悲劇の解説です
ミラーの裏側 欠けてしまった

『A』の部分を外す時に欠けてしまったようです(特に冬は欠けやすい)
純正番号「124−811−0822」 定価12500円ぐらいです!

さすがに中古を探します90年式300TE4000円でした

ニコイチの作成
塗装ハガレのボディ ミラーはまとも?

「左ハンドル車の助手席側用ミラー」結構人気があって全体に高値です
塗装難有りのものを落札送られてきたのはこのようなものそれ以外は上質です

旧旧比較
旧旧比較 ファスナー&グロメット

純正番号「124−988−00−81」ファスナーボタン定価200円
純正番号「201−997−22−81」グロメットマーク定価130円

さて何処に使うのでしょうか?

グロメットの穴 グロメット(メルセデスマーク)

これがないと「内張り」の固定ができません(ネジが落ちないように養生をしています)

インナープレート 出っ張り

純正番号「124−720−12−11」プレート 定価5000円ぐらい
中古として出まわっていますがこの凸が欠けているものは固定できません

最高速号(300E−24 左ハンドル車)
ボディもキレイに 終了

外したついでに折角ですからWAXをかけておきましょう
これで終了です(って電動ミラーの件はどうなったの?)

結局こんだけ大騒ぎをして自分で折ったミラーを交換しただけです

しかしある日電動スイッチを動かしたらミラーが動きました(笑)
配線不良だったのかな〜??(直ったからOKですけど)


次はエンジン整備の基本です

「冷却ファンプーリーの交換」




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