C200(W202)燃料ポンプ交換編

ずっとヤナセで車検整備を受けている箱入り娘 W202・C200
延び延びしていた『燃料ポンプ・ホース』交換他、燃料関係の整備です

昨年の様子はこちでどうぞ 『C200整備2010年度版』

今回は色々と予定があるので4輪とも上げます
W202C200 今回のメニュー

エンジンマウント・テンショナー・ステアリングダンパー・Vベルト
今回の目玉! 燃料ポンプ・フィルター・ホース色々大変だ〜

まずはエンジン側から始めます
自作工具棚 パーツ色々

まずは『テンショナー交換』『ダンパー交換』『Vベルト交換』
フロント側から始めます サクサクサクサク・・・

フロントファン ベルト&プーリー

W124に比べると簡単に外れる 『フロントファン』
W124に比べると簡単な構造の『ベルト周り』(^^)

Vベルトを外してプーリーを外します
プーリー Vベルト比較

まず『テンショナーダンパー』の上側『13mm』のボルトを外します
これでテンショナーがかなり自由に動くようになります

プーリーの頭は『E型トルクスE10(ボルト径M8)』と
ナットは『16mm』六角ボルトです(固定されています)

テンショナーを固定しているE型トルクスを外します
E型トルクス 各種ボルト

テンショナーは3本の『E型トルクスE10』で固定されています
3本とも長さが違うので このように分かるようにしておきます

自動調整型テンショナー他新品部品
新品色々 テンショナー


新品『ダンパー』『テンショナー』『プーリー』『ボルト色々』
W202(W124E280)にも使われている自動調整型

新品のテンショナーにはピンが刺さっています絶対に抜かないこと
抜いてしまうと取り付けに大変な苦労をします(取り付けたら抜くこと)


外したら取り付けです
ダンパー下側(13mm)テンショナー(E型トルクス3本)プーリー16mm
サクサクと取り付けていきます(^^)Vベルトはまだ張りません次の作業です


エンジンマウント交換

エンジンマウント右側比較 エンジンマウント比較

同じ物でしょうか(笑)こんなに違います

今度は左側です
エンジンマウント左側比較 エンジンマウント比較

一応作業内容です

1: エンジンマウント上側のボルト(17mm)を緩めます
   右側は見えます左側はエクステンションバーをうまく使って緩めます
2: 下に潜ってエンジンマウント下側のボルト(17mm)を抜きます
3: ジャッキをミッションにあて少しずつ上げていきます
4: マウントが抜けるスペースができたら上側のボルトを抜いて引き抜きます
5: エンジンは傾いているので右側が抜ければ同じように左側も抜けます
   新品の方が背が高いのでもう少し上げますこれで新品を入れられます
6: 下側のボルトを嵌めますハの字になっていますので斜めに入れます
7: 上側は爪がありますのでうまく嵌めてボルトを締めます苦労します
   ジャッキをうまく使って隙間を調整して上下のボルトを締めます
   左右ともできたらジャッキを下げて最後の締め増しをします(55Nm)


次は ディスクジョイント(前後) です まずミッションカバーを外します

ディスクジョイント前側 プロペラシャフト側

ディスクジョイント用にロングのストレートメガネレンチ16−18と
17−19を持っています が、がこのC200はなんと15mmです

普通のコンビネーションレンチと(一応スタビレーです)ソケットレンチで
緩めていきます 全部で6本後ろ側を含めると合計12本です大変だ〜

前側よりも比較的簡単な後ろ側
ディスクジョイント後側 プロペラシャフト側

ボルトの向きとワッシャーの入れ方に注意前後とも要領は同じです

新品のディスクジョイントと交換します(入れるのは比較的簡単です)
こちらはなんと12mmのヘックス(六角)です(締め付けトルク60Nm)

最後のステアリングダンパーを交換してとりあえずエンジン側は終了
最後にVベルトを取り付けてファンシュラウドを取り付けます

さて問題ですピンを抜いた強いテンションがかかるベルトをどうやって かけるのでしょうか?

答え プーリーの真ん中にあるボルトにE型トルクスをかけひねる です
てこの応用です(ダンパー上側のボルトを外しておくと簡単に動きます)


次は『燃料ポンプ交換』+『燃料フィルター交換』+『燃料ホース交換』です


翌日の作業です

「W202・C200燃料ポンプ他」 に続く



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