W124のATオイルとフィルター交換
2010年改訂版ですもう何回も交換していますので新たに書き加えます
1:用意するもの
a:ATFパッキンセット b:ATFフィルター c:ATオイル1L缶×6缶
2:工具類
a:四輪上げるのでウマ4個+ジャッキ b:5mmの六角 (ヘキサゴン)
c:+・−ドライバー d:最後の締め付けにプリセットトルクレンチ
c:オイル受けるバケツまたはお皿 d:オイルを入れるジョウロ
e:廃油の処理できる入れ物 f:新聞紙ウエス沢山 他
さていよいよ実践です
まず安全に注意してジャッキアップして四輪にウマを掛けます
下に潜って「トルクコンバーター」の「ドレンボルト」を探します
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4輪ジャッキアップ |
下に潜る |
きちんと4輪ジャッキアップをしてウマを掛けます(タイヤは付けたまま)
オイルが飛び散りますので養生はきちんと新聞紙など沢山用意しましょう
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トルクコンバーター |
ボルト&パッキン |
格子の間からドライバーでこじって位置をずらしていくか
二人いればイグニッションコイルのコードを外すかヒューズを外して
セルをちょっとづつ回して上手く止めます
一番確実なのはクランクプーリーを回して(トルクコンバーターも回る)
ドレンの位置を決めることです(写真中央の27mmのソケットが必要です)
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27mmソケット |
クランクプーリーを回す |
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浴び散るオイル |
受け皿 |
上手い所で止めるとこのようなドレンが見えます狭いですボルトを落とさないように
トルクコンバーターのドレンボルトを外します「5mmのヘキサゴン」です
今度はオイルパンです
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オイルパン |
ATF |
3:トルコンからのオイルが抜けたら今度はオイルパンのドレンボルトを外します
ここも「5mmのヘキサゴン」です
両方とも結構な量(約6Lぐらい)が出てきます 大き目のバケツの方がよいです
ATF出ききったら忘れないうちにドレンボルトを取り付けておきます
忘れないようにして下さい
締め付けトルクは14Nmです
ドレンボルトには銅ワッシャーが付いています 忘れずに注文しましょう
オイルパンを外します
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オイルパン |
フィルター |
13mmボルト6本です 一気に緩めずゆっくりと緩めていきましょう
左側には配線があります配線に引っかからないように外しましょう
(中に結構オイルが残っていて傾けるとこぼれます)
ここで金属のカケラやスラッジがでてきたら要注意です 専門家に相談しましょう
パッキンとフィルターのセット社外品なら安いです
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フィルター |
パッキン |
オイルパンを綺麗にしたら新しいパッキン取り付けます ゆっくりと確実にやって下さい
こちらは純正フィルターです やはり純正は質が良いです
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純正フィルター |
取り付け |
古いフィルター外して新しいフィルター取り付けます
+ネジ3本で止まってます 穴の位置を確認しながら止めます
あまりきつく締まってなかったです取り付けトルクは分かりません
最後の仕上げ
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オイルパン |
取り付け |
最後にパッキンをのせてオイルパンを取り付けます(新品を用意しましょう)
6本の13mmボルトを対角線状に締めていきます(パッキンを噛まない様に)
ボルトは何回も分けて締めていきましょう
最後に
プリセットトルクレンチで
8Nmに締めます
ここは重要な処ですから
プリセットトルクレンチを必ず使いましょう
追加:8Nmですゴムを押さえるだけのチカラですね本当にゆるいですけどそんなもんです
オイルパンのドレンを取り付ける(14Nm)パッキンは新品を使います
以上で下での作業は終了です
オイルを補充します オイルを入れる所はゲージの穴です
細い口のジョウロを使います 最初は4Lくらい入れて様子を見ます
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ジョウロ |
ATF |
エンジンをかけて前進後進させます オイルゲージで量を見て足していきます
くれぐれも入れ過ぎないように注意して下さい
オイル量の見方は次のページに詳しく書いてあります
今回は4.0Lから4.6Lまで足してみて足りず5.0Lまだちょっと少なくて
5.9Lで下側のマークと上側のレベルの間になりました
とりあえずこの状態で様子を見ることにしました
テストで走ったら必ず下回りを見て漏れていないか確認をします
以上でATF交換フィルター交換終了です
デーラーだとオイル込みで3万円ちょっとの作業料金ですかね
満を持して行った最高速号のATF交換は こちら
『2007年度最高速号ATF交換』 をどうぞ
次は定番の故障!?
「バキュームモジュレーター交換」 です