W124フロントアームブッシュ交換
モデルは260E(91年式セダン)です今回は簡単な方法で交換しました
今回は車体に付けたままで「リペア用ロアアームブッシュ」だけの交換です
(できればロアアームは外した方が簡単に作業ができます)
ボールジョイントを付けたままのロアアーム
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ロアアーム左側 |
ロアアーム右側 |
フロントロアアームとはこの三角形になった部品です
前後にブッシュが入ってます
このブッシュ前後左右2セットの交換です
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図面ロアアームブッシュ |
リペアロアアームブッシュキット |
ボディの間に挟まっており二分割されたブッシュがゆれを制御しています
ロアームを落としてブッシュを交換して元に戻す予定です
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前側ブッシュ |
後側ブッシュ |
作業開始です
●ジャッキアップしてウマをかけタイヤを外してアンダーカバーをとります
●外すのに邪魔になりそうな 「スタビライザー(ブッシュ)」 を外します
(リペアキットにはこの13mmのボルト上下が入ってます)
ボルトには必ずマーキングをします
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スプリングを外す |
22mmディープソケット |
●スプリングを外します(SPコンプレッサーがいります)
●22mmのボルトを外します非常に硬くはまっています
ボルトを外す前に必ず「マーキング」をします(前後左右12箇所です)
ボルトの位置(前後左右)も混ざらにように管理しておきます
ボルトを抜きます(頭は面取りをしていますので叩いても大丈夫です)
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偏芯ボルト |
落とす |
外したボルトとナットです偏芯しているのが分かると思います
ロアアームは固くはまっていますので叩いて落とします
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苦労して外した古いブッシュ |
新しいブッシュ |
古いブッシュには「アルミの筒」が入ってます
これを先にドライバーで叩いて取ります(再使用不可)
叩いていくとブッシュが外れてきます二分割なので前後4個です
外したブッシュ「アルミ棒」はこのように壊れます
新しいブッシュですリペアキットなので新しい「アルミ棒」が入ってます
ブッシュにはポッチが2個と3個ついてますこれで前後区別します
ブッシュの取り外しは時間がかかりましたが無事四個とも外れました
圧入と取り付けです
途中までしか入りませんボルトとナットで締めていきます
それでもかなり苦労します(グリスを塗って叩き込みました)
マニュアルにはラバーグリスでなくアルコール系のグリスを使用するそうです
入った後蒸発して密着させるためです(ゴムの捻りで動きを制御します)
(時間がかかりましたが)取り付けます
小型のジャッキをアームの前後別々にかけて上げていきます
調整しながら上げていくとなんとか嵌ります
(ボールジョイントを付けているため)
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上げる |
嵌る |
前後にジャッキを使うため一人では慎重にやらないと難しいです
最後はプラスティックハンマーで叩いて位置決めをします
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前側ボルト |
後ろ側ナット |
ボルトとナットを入れたらマーキングの場所に位置決めをします
(無理をしなくてもボルトの頭は面白いように動きます)
同じことを前後左右4箇所やれば終了です
外していた「スタビブッシュ」を取り付けスプリングを取り付けます
クルマを下ろし1Gをかけ最後に指定の
締め付けトルク125Nmで
以上で本当の終了です
2002年当時の交換作業なのでスキルが足りない処ばかりです
2007年!満を持して最高速号にロアームブッシュ交換しました
その様子はこちら
「最高速号新車の脚周りを目指す」 です
次は同じく脚回り交換ですが少しは簡単です
「タイロッドエンド交換」