メーターをオーバーホールする

最高速号(W124 300E−24)20年目の節目にメーターのオーバーホールをしました

各計器の調整(適正化)とLED化ですDIYでは自信がないので専門家に任せました
無接点リレーでもお世話になっている 『AGプロモーション』 です

写真・資料提供「笠井さん」です
メーターパネル クラスター

メーターAssyを分解 透明な板は光を通過させる『クラスター』です
経年劣化と電球の熱で透明度がなくなり「水飴状態」になっています

ただ市販のLEDウェジ球を入れた場合、LEDの光軸と導光板の位置にズレがあるため
明るくなるどころか暗くなってしまいますLEDの光軸を考慮し適切な個数のLEDを配置します


新品価格9万9千円の『外気温度計』です
外気温度計コンデンサー LED照明

電解コンデンサーが膨張し始め寿命です 国産の高級品に交換します
液晶バックライトの電球はそろそろ寿命なので電球色LEDに交換します

「チップLEDを仕掛けるのですが、ただLED仕様にすると照度調整が効かなくなったり
光ムラが出たりと結構厄介な部分で・・・このへんのノウハウは普通に把握しています



次からは各メーターのオーバーホールです

水温計裏側
水温計 シャフト

雄ネジシャフトのストッパーがコイル内で破損していてナットを回すと
一緒にグルグルと回転するという W124では多発している現象です

また新たな問題が発生
水温計のコイル アース接触部分の割れ

各コイルを取り去り(この水温計部分のコイルは良品と交換です)
劣化発見!基盤側の燃料計コイルのアース接触部分が割れていた

磨く磨く磨く磨く・・・
アフター 磨き+滑らかさ

「接触」となる部分を徹底的に磨きます+ウチのノウハウ的作業を行います


お次はタコメーターと時計です

タコメーター 時計

まずはタコメーターの基盤を取外し基盤清掃と部品交換 躍動部分も清掃
次は高級時計のユニットを取り出して基盤清掃と部品交換 組立後に試験

「時計はお金の掛かったクォーツで毎度ハイコストな作りに唖然とさせられる
キチンとメンテさえしてやれば殆ど一生モノの「高級品」である」 とのこと

勿論、オーバーホールの手間も中途半端じゃありませんがロレックスと一緒で
メンテすれば長く使えるといった思想での設計なんです とのこと大切にしましょう

300E−24のタコメーターとモザイクの速度計

タコメーター マル秘「速度計」

組立後に試験OKです お次は速度計
機械式の速度計なので動力減速部分を全分解の上で清掃とグリスアップ

ちょっとノウハウの部分なので画像は掲載出来ませんが とのことモザイクです

トリップ&オドメーターのススも綺麗に清掃

トリップ&オドメーター アースの導通板

お約束の様に速度計カバーのアースラインも徹底的に磨いて磨いて・・・

お次は照度調整ボリウムの掃除
掃除前 掃除後

照度調整ボリウム(レオスタッド)はハンダが浮いて間もなく断線という状況です
内部も結構酸化しています 徹底的にシコシコ研磨 後はキッチリ組立てて試験

これで基本的な『メーターのオーバーホール』は完了です


本日はこれで終了 次はLED化についてです

『最高速号のメーターをLEDにする』




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