W124ベルトテンショナー交換

4気筒なら隙間が多いので簡単ですが6気筒だと隙間がないので大変です
モデルは最高速号(300E−24 六気筒)です

まず作業スペースを作るためラジエーターファンカバーを取ります
ベルトタイトナー図面 ファンシュラウド前から

タイトナー本体・ステー・ダンパー(ショック)・調整ねじ
ラジエーターファンシュラウドを外す(回すと外れます)

次にラジエーターファンカバーを外します
ファンシュラウド上側の金具 ファンシュラウド下側の金具

ファンカバーは右の上側のクリップと左の下側のクリップを外します
薄いカバーを羽の上に置いて厚いカバーを持ち上げて外していきます

これで作業スペースを確保できます
ファンシュラウドを上に抜く ラジエーター裏のスペース

次に『Vベルト』を外す準備をします
プーリークランプストッパー 8mmHex自作SST

クーリングファンを外すにはこのようなSST(特殊工具)が必要です

ウォーターポンプストッパー(1000円もしないで買えます)
8mmヘキサゴン+8mmメガネレンチを組み合わせたもの


プーリークランプ(ウォーターポンプ)ストッパーの使い方
クーリングファン 裏のスペース

プーリー(羽は取ってあります)裏にストッパーを入れると穴に挟まりロックされます
この状態で真中の『8mmヘックス』を回します(硬いですが逆ネジではありません)

ウオーターポンププーリーとパワステポンププーリーのボルトを緩めておく
ウオーターポンププーリー アジャスターボルト

Vベルトのテンションが掛かっているうちにウオーターポンプのプーリーと
パワステポンプのプーリーを緩めておきます(各13mm)
あとからだと供回りをして苦労します

Vベルトのテンションを調整するアジャスターボルトを緩めておく (反時計回り)

テンショナーのロックボルトを緩めます
テンショナーロックボルト テンショナーロックステーとボルト

テンショナーボルト(10mmへキサゴン)を緩めます 本当に強く締まっています
ロングエクステンションバーで思い切りやって下さいクキッという感じで緩みます

Vベルトを外します
反時計回りで緩む Vベルトを外す

アジャスターボルトで改めてベルトを緩ませる充分緩んだらVベルトを外します
Vベルトの張り方は分かりにくいためメモなどしておきます

あらかじめ緩めておいたプーリーを外します
プーリーを外す E320のテンショナーステー

これでステーを外せば本体が見えるはずですが(E320は3本共見えている)
300E−24の場合は冷却ファンのプーリーで右(奥)のボルトが見えません

300E−24だけのよけいなお仕事
デスビキャップ ディスビカバー

ディスビは4mmヘックス3本で止まっています
カバーは10mmのボルト4本で止まっています

クーリングファンプーリーを外す
クーリングファンプーリー テンショナーステーボルト3本

ベルトテンショナーのステーを外す13mmのボルト3本です
この時にダンパー頭の13mmボルトも外しておきます

パワーステアリングポンプステー テンショナーステーボルト&ナット下側

3本のボルトのうち下側一本だけが貫通していて反対側にナットが付いています
メガネレンチで押さえて外しましょう 磁石でくっ付けながらなら落としません

これでベルトテンショナー本体が外れます
ベルトテンショナー表 ベルトテンショナー裏

ボディから引き出すとこのような形で取り出せますアジャスターが落ちても構いません
理解できれば大丈夫ですダンパーの下側は11mmのボルトです(上は13mmです)


次は外すより大変な

「テンショナー取り付け編」




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