W124コンパニオンプレート交換
ゴム製の分厚い円盤でミッションとプロペラシャフトをつなぐところに1枚
プロペラシャフトとデフをつなぐ所にもう1枚使われています
前期型(三日月型のゴムが入ってます)と後期型があります
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前期型の前側 |
後期型(前後共用) |
前期型:124−410−0615 定価27100円ぐらい(フロント専用)
前期型:202−410−1315 定価 8000円ぐらい (リヤ専用)
後期型:210−410−0815 定価15700円ぐらい(前後2個使用)
ミッションマウントは構造上前側のコンパニオンプレートを外さないと
交換できない構造なのでついでにミッションマウントも交換(注文)します
それでは手順です
ジャッキアップしてウマ4個かけます前後共上げます
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4輪ジャッキアップ |
ミッションマウント |
ミッションマウントを外します17mmのボルト4本と13mmのボルト2本です
マフラー遮蔽板を外します センター13mmのボルトです
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マフラー遮蔽板 |
ミッションマウント |
マフラー遮蔽板はクルッという感じで回せば外れます時計と反対方向です
前後のコンパニオンプレートを外します
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前側&ミッションマウント |
後側とデフ |
セレクターレバーをニュートラルにしてブレーキを解除します
手でプロペラシャフトを回しながら1本づつゆるめていきます
外すときにボルトの向きとワッシャーの位置を確認します
この時に元に位置にもどせるようにそれぞれにマーキングをしておきます
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前側 |
後側 |
しかしこれだけでは固着していてコンパニオンプレートは外せません
まず取り出せるスペースを確保するためプロペラシャフトを曲げます
センターベアリングステーを外す
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センターベアリングステー |
ユニバーサルジョイント |
センターベアリング部分を外すには斜めに入っている13mmのボルトと
真直ぐに入っているボルト2本外します スパナとラチェットです
外すのは簡単ですが「斜めのボルトを」入れるのは本当に苦労します
これでプロペラシャフトをくの字に曲げられます取り出すスペースが出来ました
この方法で動かない場合はシャフトの継ぎ目のナット(41mm!)をゆるめます
隙間ができたらバールでこじって外します
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バール |
外れた |
前側のコンパニオンプレートが外れたらついでにミッションマウントを交換します
(19mmのボルト1本で止まっていますが場所が悪いので苦労します)
19mmのナットですが
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19mmのコマ |
外れた |
写真のようにソケットレンチでは回すスペースがありません
19mmのオープンスパナで少しづつ回していきます
締め付けトルクは『70Nm』
次は後側です
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後側のスペース |
工具たち |
前側が外れていればこのように押せばシャフトがずれてスペースができます
19mmの工具たち特にこのロングストレーメガネレンチが役にたちます
今度は取り付け手順です
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新しいボルト&ナット |
後側 |
前後シャフトの隙間から入れカラーの位置をマーキングに合わせます
大体の位置で大丈夫ですネジをしめていくと自然にはまっていきます
このときにワッシャーとナットの位置を間違えないようにして注意して下さい
手順が前後しますがコンパニオンプレート借り止めした状態で
先に外したベアリング中心部分の13mmボルトを止めます
(25Nm)
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とても難しいボルト |
マフラー |
1本は真直ぐに刺さってますが1本は斜めに刺さっていますので難儀します
マフラーのゴムを外してタイコ半分落とした状態でシャフト持ち上げながら手で入れます
マフラー遮蔽板も忘れずに
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ミッションマウント |
マフラー遮蔽板 |
ミッションマウントステー
(70Nm)とマフラー遮蔽板を取り付けます
13mm3本です外した逆にクルッという感じで回します
(25Nm)
――注意――
19mmのボルト&ナットで説明していますが8mmのヘックス(六角)を
使用しているクルマもあります
確実なのはクルマを覗いて見て、新品の箱を開けて中身を確認しましょう
最後にコンパニオンプレートの規定の締め付けトルク
(M10なら45NmM12なら65Nm)を確認して終了です
もっと詳しい
「コンパニオンプレートの話」 はこちらで