W124エンジンマウント交換

エンジンの振動が感じたりエンジンが下がってきたらエンジンマウントの交換時期です

まず排気の熱で硬くなっている右側からです(モデルは左ハンドル車です)
エンジンマウント右側を上から エンジンマウント右側を下から

エンジンマウント右側 上側には熱を遮蔽するカバーが付いています
下側から見ると「メンバー」の上に斜めに付いているのが分かります

下側のボルト(17mm)は見えますので力さえあれば外せます
右上側はエキパイが邪魔で真直ぐなメガネレンチが入らないので

あらかじめメガネを曲げておくか、短い17mmメガネを使います

ちょっとやっかいな左側です
エンジンマウント左側を下から エンジンがないのでよく見える左側

左下側は同じく力さえあれば外せます問題は上のボルトです

隙間を上手く利用してエクステンションバーの組み合わせていくか
頭が曲がるレチェトレンチを使います(こんなSST作りました)

エンジンマウント用SST 作業中

安全のためタイヤ付けたままです またはホイルをウマの下に入れておきます
この状態で上側のボルトを下側から外すのは大変です(力がはいりません)

こんな技もあります
ジャッキとあて木 ステー付き

左側の上が外れない場合はこのように『ステー』ごと外します
取り出すのが大変なのでエンジンを少し持ち上げて抜きます

下側は比較的簡単です91年式ぐらいまでは8mmの六角(ヘキサゴン)
新しい型式のW124は17mmのボルトが使われています


左右上下のボルトが外れたらいよいよマウントを取り出して新しいのを入れます

ジャッキを少しづつ上げていき隙間を造ります

注意: クーリングファンとファンシュラウドがぶつかることです 外しておきましょう
ホースやラジエターの負担を減らすため冷却水を抜いておくこともあります

新しいのを入れるのも簡単ではありません

斜めに付いている 取り出した穴

新しい方が高いので入れると時にはまた少し上げます
脇から入ればそれで充分です上げ過ぎには気をつけましょう

上のポッチを外側に合わせてボルトを仮止めします
エンジンマウント傾いて付きますので角度が難しいです

上にある遮蔽板(92年式は取れる)と穴の位置、ポッチの位置合わが難しいです

左右上のボルトをしめたら 下のボルトを止めます
ジャッキを降ろして上下のボルトを本締めをします

エンジンマウントとエンジンマウントブラケット間のボルト 55Nm
エンジンマウントとクロスメンバー間のボルト 40Nm

以上で終了です あわてずに確実にやりましょう

新旧比較 終了

前回から6年約27700km使用のものです(今までやった中で一番潰れていません)
頭にヒダが有るものは「124−240−2217」定価17500円(2006年当時)


次は同じく消耗品

「コンパニオンプレート交換」 です




も    ほ    す