プラリペアのお話

プラスチックを力任せで外そうと思って「バキッ」と割ったことありませんか?

「プラスチックリペア」の強い味方 それが「プラリペア」です

そんな高価な物を買わなくても瞬間接着剤があれば良い思っている方
「瞬間接着剤」で完全に再生できますかまずできませんよ

プラリペアというよりも 「レジン」といった方が知っている人多いと思います
(歯医者さんなどでよく使われています)

PMMA= ポリメチルメタクリレートの「低重合体粉」です
その辺のことは「くるまにあ」で福野さんが細かく書いてありますので省略

要はプラリペアとは「アクリルの粉」でそれに メチルメタクリレート
(シンナーっぽい液体)をかけると重合反応を起こし「アクリル樹脂」
になって「元のプラスチック」と同じ強度をもつというものです

320Eのアーシングの時にエンジン前部のプラスチックを外そうとして
ヘッドフロントカバーの爪を折ってしまいました

爪がなくてもどうにかなるのですが 持主納得しなくて
爪を直すか新品を買うか二者選択をしなければならなくなり
なにかのときに使うかもしれないのでプラリペアを購入しました 

本体価格「4500円」ぐらい
プラリペア 中身
プラリペア プラリペア本体

中身はこのようなものです 新しく購入した 「型取り君」が見えます
これは温めると自由に型が取れて冷えると固まります

注射器はHさんのプレゼントです 別に危ない人ではありません
これで 混合用リキッド(MMクリレート)を垂らして使います

写真右は注射器で混合用リキッドを垂らしているところです

説明書 注射器
説明書 注射器

取り説です 「アクリル粉」と「リキッド」は別売りしていて補充ができます

使用方法:付属の容器で粘土状のものを作って接着する用法と
粉を貯めておいてから注射器などで液を垂らす方法があります

あとの補修も忘れずに
リューター 3Mスポンジ研磨材
リューター 3M

細かい部分の補修に「リューター」などと
紙やすり( 3M製のスポンジ研磨材がお奨め) などがあれば充分です


実際の作業例

1: 欠けた処まず綺麗にしましょう 脱脂も必要です
2: 粉を受け皿に入れニードル(注射器の針みたなもの)で
  リキッドを垂らします 硬くなったらそのまま取りだし
3: 欠けた処に静かに置く(気泡を入れないように慎重に)
4: すぐに固まるので飛び出ている部分をやすりでならします
5: このときにリューターがあれば完璧です最初の慣らしにも使えます

*割れた二つを合わせてリューターで溝を切ってプラリペアを流し
込み硬くなってから平らに馴らすと完璧に再生できるそうです*


以上高いけど効果ありそうだと思った方 購入を検討してみて下さい
特に古い車の持ち主 もう部品がでないなんて嘆かなくても大丈夫です

実際の作業風景です 「プラリペア実践編」 をご覧下さい



次はコンタクトZなどの

  「接点復活剤のお話」




BACK     HOME     NEXT