W124 パワーステアリング高圧ホース交換

W124の場合丈夫な部品ですがやはり何時かは漏れてきます

場所は「ギヤボックス側」は上側(19mm)がリターンホース
下側の狭い所にあるのが「高圧ホース(17mm)」です

ギアボックス側 パワステポンプ側

300Eー24本国(ドイツ)ではレベ付きが標準ですパワステホースも仕様で違います
自分のクルマに何が付いているのかを確認した方が確実です

高圧ホース(一般的な方) レベ付き車対応

純正番号A174 466 27 81 定価17604円!(2015年当時)

パイプ関係には必要な「クロウフットレンチ」「ホースプラグセット」

クロウフットレンチ ホースプラグセット

クロウフットレンチは17mm(高圧側)と19mm(リターン側)が必要です


では作業です

タンクを空にしておく エンジンを持ち上げられるようにする

ギヤボック側のナットを緩めるのにクロウフットレンチは入るが回せないので
エンジンを持ち上げて隙間を作るためジャッキをあてておきます

持ち上げやすいようにエンジンマウント下側のボルトを外します

エンジンマウント下側 ステアリングダンパーも外す

エンジンマウント下側の17mmボルト左右とも外しておきます
作業の邪魔になる(前の経験から)ステアリングダンパーも外します

下側に潜って先にリターン側を外します

上側(リターンホース) 下側(高圧ホース)

比較的簡単な所(上側)にある「リターンホース」19mmクロウフットレンチで外します
緩むとオイルが垂れてきますので素早く外して栓かラップで目止めをしておきます

高圧ホース側にクロウフットレンチ(17mm)をかけたら
エクステンションバーなどを使い回しやすいよう工夫をしておきます


クロウフットレンチを回せるよう少しずつエンジンを持ち上げていきます

苦労しますがこれでギヤボックス側が外せます

(ダブルになっている所ギヤボックス側に何かを噛ませて
動かないようにしてから緩めると供回りが防げます)


ポンプ側は17mmのスパナなどで外しますこれでホースが出せます

ポンプ側を外す 抜き出したホースと新品との比較

パワステポンプ側を外します(17mm)ズルズルと抜き出します


今度は取り付けです

ポンプ側のカシメ角度に気を付けて締め込んでいきます(まだ仮止めです)

ロータリージョイント 17mmスパナで大丈夫です

テーパーになっていて途中で止まります角度に充分気を付けて差し込みます

仮り止めしたら下側です

スイベルジョイント 17mmクロウフットレンチが必要です

元の角度を意識してしっかりと取り付けます

忘れずに上側(リターンホース側)を取り付けますこちらは19mmです

19mmクロウフットレンチ 元の配管の向きを合わす

とりあえずホース関係はこれで終了です\(^^)/ サクサクと元に戻しましょう

エンジンを下げる エンジンマウントのボルトを付ける

ステアリングダンパーを元に戻します

ステアリングダンパー 取り付け

パワステポンプを元に戻します

オイルを補充する 適正な量

減った分オイルを補充しますステアリングを回してエア抜きを行います

最後にエンジンをかけホースからの漏れをよ〜く調べてアンダーカバーを付けて終了です


オイル関係を整備する時はバケツに水、ハンドクリーナ、ロールウエス、 ブレーキクリーナーなどを用意し
常にキレイな状態で作業をしましょうオイルが付着していると思わぬ怪我につながります




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